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翻訳とはおかしなもの



転校のため別れることになる友達に何かプレゼントを買いたいというので、
子どもたちがショッピングしている間、私はカフェで洋書を読みました。



Bites of Britain,Tastes of Japan―Essays and Echoes from the Other End of the WorldBites of Britain,Tastes of Japan―Essays and Echoes from the Other End of the World
(2007/02)
ドミニク チータム

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これはイギリス出身のドミニクさんが、母国イギリスと日本の違いについて書かれた、
とても読み応えのあるエッセイです。
私は以前からイギリスの方のエッセイを読むのが好きで、というのも
イギリス人の方って、独特のウィットとユーモアとcriticのセンスをもっているから。
ヒュー・グラントのインタビューなんて、それはそれは面白いのです。

...で、このドミニクさんのエッセイ。
Translation is a Funny Thing (翻訳とはおかしなもの)を読みました。
ドミニクさんは言います。


I collect Japanese translations of Alice in Wonderland.
I am in no way a serious collector, but
I now have about 16 different translations of Alice,
and although they are all different, it is very difficult to argue that any one is better than any other one.



16冊も持っているという「不思議の国のアリス」。
すごいです。
同じ日本語なのに、子ども向けか、大人向けかによって訳し方が違い、
同じ場面なのに、表現の仕方が様々で全く違うカラーになっているのだそう。
確かに、「赤毛のアン」にしても村岡花子さんの翻訳と松本侑子さんの翻訳とでは、
飛び出してくるアンの外見まで違って見えてくるから不思議です。
翻訳には、世界を作るパワーがあるんですね。


で、ドミニクさんのエッセイを読んで、思いました。
ハリポタも、新訳が出たらいいのに。
ご存じのとおり、ハリポタはローリングさんが静山社に翻訳を許可した経緯があり、
すっかり独占されている形になっています。
でも、社長でもあり翻訳家でもある松岡さんの訳には好き嫌いがあり、
もっと違う日本語でハリポタを読んでみたいという声が少なくありません。

私が第7巻を洋書で読んでいたとき、
ローリングさんが描く世界をじっくり楽しみたくて、
Harry Potter で English Time というブログの中で、
英文とにらめっこしながら、日本語にしてみるという作業をくり返していました。
私はプロではないし、翻訳家を志しているわけでもないので、
趣味の域を超えないお粗末な訳ではあったのですが、
それでも英文を自分だけの言葉に書き起こしていく作業がとても楽しかったし、
新しいハリーの世界が広がるようで、とてもわくわくしたのを覚えています。

外国からやってきた作品は、数人の翻訳家が料理するべきだと、
本が大好きな私はそう思います。
人によって嗜好は違うし、言葉を咀嚼する力も違うから、
1つだけの翻訳では、オリジナルの小説の良さが伝わらないんじゃないかと思うのです。



Harry Potter and the Deathly HallowsHarry Potter and the Deathly Hallows
(2012/01/01)
J. K. Rowling

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ハリポタに新訳が出たらいいな。


ドミニクさんのエッセイを読みながら、
そんなことを考えた Cafe time だったのでした☆彡



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