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先生になるために必要な「TOEICスコア」と「英検レベル」



先生になるために必要な「TOEICスコア」と「英検レベル」って、いったい何なんでしょう。

これは今回、就職活動をしていて改めて感じた疑問でしたし、
先日、ぴあのさんのブログ に寄せられたあるコメントを拝見して、
複雑な思いを味わった理由でもありました。


はじめて履歴書を送ったとき、「こども英語の指導者には興味ありませんか?」
そう尋ねられました。
先方が求めていた成人英語の指導者としては、当時の私の TOEIC スコアが足りなかったからです。

どの求人にも、たいてい「必要な TOEICスコア」が明記されています。
 ・700点以下なら、こども英語
 ・900点以上なら、おとな英語

...でも、この条件は、採用する側としては提示しなければならない最低限の基準であるにしろ、
先生に足る英語レベルを示すには、あまりに曖昧です(-_-;)。



私は、こども英語の指導者には、なれません。。。
いくら TOEIC のスコアが900点あっても、発音が完ぺきでなく、児童に必要な単語に疎く、
こども達がどのように言語を習得していくのかという基本知識すらもたない私に、
どうして講師がつとまりましょう。

大人と違って、こどもにとっては、私の英語が人生最初に出会った英語になる可能性があります。
私の発音が彼らの発音になり、私のミスが彼らのミスになり、、、、
そう考えると怖ろしくなります。
やはり専門的に児童英語教育を勉強してからでないと、その世界に足を踏み入れる気にはなれません。
TOEICや英検の点数だけでは、こども英語の指導者になれないと思うのは、それが理由です。


英検2級しか取得していなくても、
何人ものバイリンガルを育てている英会話講師がいます。
TOEICを受験したことがなくても、
ディベート大会で全国優勝した中学生を輩出したクラスを運営しています。
難しい単語や表現を知らなくても、
聴きとりやすいネイティブのような発音で立派にこども英語講師として働いている友人を見るたび、
TOEICや英検の点数だけで講師の質ははかれないものだな、と感じてきました。


ぴあのさんが「ぴあの塾」と名付けて TOEICクラスを立ち上げられたとき、
素敵なことだと思いました。
...と同時に、あぶないなと思いました。
ネット上で生徒さんを募集されておられたことについて、です。
案の定、攻撃のコメントが届きました。


TOEIC講師に必要なものは、何でしょう。
もちろん、最低限必要なスコアはあると思います。
でも、それだけでしょうか。

経験だったり、発見だったり、情熱だったり、葛藤だったり、、、、
スコアでははかれない「資質」を、私たち語学学習者はついつい見失ってしまいます。


バレンタインデーで貰ったチョコの数だけ、シアワセな結婚生活が送れるというわけでなく、
体重がどれくらい増えたかで、人としての魅力が増えるとか減るとかするものでもないのに、
英語学習者は語学試験を受けるたび、だんだん「数値」の虜になっていくような気がします。
そして、「あなたのレベルで?」なんて冷たいことを口にしてしまったりするのです。


たとえば、近所にパン屋さんができて、お隣さんが買いに行ったとします。
「美味しいから」と聞いて買いに行ってみると、たいした味じゃない。しかも、高い。
そんな時、私たちはお隣さんに何と言うんでしょう。
「あんなパン屋さん、やめた方がいいですよ。美味しくないし、高いじゃない」
果たして、こんな風に言うでしょうか。
...たぶん、言わないですよね(-_-;)。
お隣さんが気にいっているなら、それでいい話だからです。
自分の口にあわなければ、買わなければそれで済むこと。
家族には「ダメ、ダメ、あの店は」とくらいは言うかもしれませんが、まさかネット上で
「あのパン屋は良くないパン屋です。買ったら、損します」
「お宅のパンは高すぎません? それに、ちっとも美味しくないし」...とは書いたりしないでしょう。


ぴあのさんは「営業妨害を受けた」とおっしゃってもいい状況だと私は思いましたが、
優しいぴあのさんは、大人の対応でコメントを返しておられました。
素晴らしいお返事だったと思います。


「あなたのその英語力で」と言いきってしまう人は、悲しいかな、
数値でしか人を見られない狭い価値観を、自ら暴露してしまっています。
講師力は、数値だけでは計れないことに気づいていない事実を、自ら認めてしまっています。


プロ野球を見れば、わかります。
指導力を高く評価されている有能な監督が、現役時代に素晴らしい成績をあげていたとは限りません。
先生になるために最低限必要な「TOEICスコア」や「英検レベル」は当然あるものと思いますが、
あくまでそれは物差しの1つに過ぎない。

ぴあの塾の生徒さんが3月のTOEICで好成績をおさめられた記事を読んで、
ついこの記事を書きたくなりました(*^_^*)。


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Comment

Emi2号">

Emi2号  

Re: また来ました。

きなさこん、私もきなこさんのお言葉から学ばせて頂きました。

大人になると、誰かからのアドバイスをなかなか受け入れにくくなります。
私も、私のことをよくわかってくれている友人や、実際にお付き合いのある方からの助言は
ハチ公のように(?)素直に聞き入れられるのですが、
面識もない人からいきなり「どん」と言われると、内心「私の何がわかるのよ」なんて思ったり。
心が狭いもので(-_-;)。

アドバイス、違うものの見方、それを人に伝えるには、まず信頼感がないといけません。
信頼感を相手に与えずして、いきない苦言を口にされても、反発心がわくのが人の常です。

なのに、きなこさんは、面識もない私の言葉で、新しいものの見方を知ったとおっしゃいます。

...大きい。

きなこさんの心の広さを感じました!

2013/04/10 (Wed) 12:45 | EDIT | Emi2号さん">REPLY |  
Emi2号">

Emi2号  

Re: I can't agree with you more!!

Ryokoさん、こんにちは!
ご賛同いただけて、心強いです(^-^)。
人の考えは様々なので、どれがいい、どれが悪いと論じ合うのは生産的でないケースが多いのですが、
様々とはいえ、こうして「私もそう思うよ」という声をいただくと、嬉しくなります!
ありがとうございます!

大人が英語を「第二外国語」として学ぶのと、子どもが学ぶのとでは、
Ryokoさんがおっしゃったように、かなり違った考え方、勉強法、アプローチを選ばないといけないと思ってます。なぜ英検のレベル、TOEICのスコアが低い方がこども英語なんだろうと、ホントに不思議です。
ゼッタイに、こども英語の方が大変なはずなのに。

英語はインターナショナルな言葉だから、訛りがあっても私は全然かまわないと思っているんですが、それは大人が英語を話す場合においてであって、子どもの場合はそれもまた違ってくると思います。
ネイティブの英語が正しい英語といういうわけでは勿論ないですが、ネイティブの英語(ネイティブの発音に近い英語)を、私はこれからの子どもらには学んで欲しいなと思ってます。

英語を教えるのは上手だとしても、先生の発音がイマイチだったとしたら、、、、
私は正直、わが子をそのスクールに通わせるのは、かなり不安です(-_-;)。

たとえば、私たちが海外に住んでいたとして、日本語を子どもに教えてくれる教室を探しているとして、
果たして中国訛りや韓国語訛りのある日本語を話す先生に、指導を仰ぐでしょうか???
...たぶん、「う~~~ん」ですよね(-_-;)。
いくら正しい日本語を話せる方でも、やはり発音は大事です。
こども英語講師は、発音なくして語れません(持論です)。

先生は、人間力も大事だと思ってます。
楽しいばかりの仕事ではないですし、生徒との相性もあったりします。
私なら呑みこめる説明が、まったく通じない生徒さんもいるでしょうし、そうなると臨機応変に対応しないといけません。「え~~~い、わからんのかい」という気持ちを殺して。

> Emiさんのブログを読んで、いい先生を見極める物差しの難しさを考えさせられました。何がいい先生のクオリティーなのかって見極めるのは難しいですよね。

そうなんですよ。ホント、そうなんです。
教育学を専攻されているなら別ですが、英語のテストの点数だけで、優劣つけたがる語学の世界は、すごくガンコだと思います。面接の大切さは、Ryokoさんが私にアドバイスいただいたことでしたよね! 今思うと私の面接は、面接というより「英会話サークル」のノリだったなと反省点が多いのですが、ともかく採用してもらえて嬉しいです! 
Ryokoさんのアドバイスのお陰です!

>
> これからの「先生」としてのご活躍を楽しみにしてます!がんばってくださいね!!

2013/04/10 (Wed) 12:39 | EDIT | Emi2号さん">REPLY |  

きなこ  

また来ました。

思いやりのある お返事ありがとうございます。
でも やっぱり心を入れ替えようと思います。

「ある人が自分の持つ語学力を使い 今までの経験なども生かして人に教え それに見合った報酬を得ること。」それはちっともおかしいことではないのに 私は今まで会ったことも無い人の語学力を資格の有無・テストの点数などで勝手に判断して 「教えること出来るの?」って思っていたんです。

それがすっごく狭くて 頭の悪い人にありがちな物の見方だったことに 気づきました。

Emi2号さんの記事のおかげです。

大卒のネイティブでも教えるのが下手な人もいれば 教えるのが上手いクラスメートもいますもんね。
実際 私の周りにもフランス語を教えるのが上手いイギリス人が いたこともありましたし。
先生よりわかりやすい説明をしてくれる同級生もいました。

これからもブログの更新楽しみにしてます。

2013/04/10 (Wed) 10:04 | EDIT | REPLY |  

Ryoko  

I can't agree with you more!!

I can't agree with you more!!!確かにある程度の英語力は必要だと思います。Emiさんのおっしゃる通り、子供は自分の聞いたままの語学をスポンジのように学んでいきます。怖い事を言えば自分に訛りがあるなら、子供はその訛りさえ真似していきます。こっちで見かけるのですが、アメリカ生まれだろうと思われる中国系やインド系の子供達もアメリカで育ってるにも関わらず中国語訛りやインド人特有の訛りで英語を話す子供達を見かけます。そういう子達を見るとたいてい親も訛りのある英語で子供達に話しかけてるんです。逆に私の夫の両親は英語はbrokenで親との会話は中国語のみ。夫は自分の英語は学校や家庭の外で習得してます。下手な訛りのある英語を吸収してないので普通のネィティブの英語になってるのですが、アメリカで生まれ育ったにも関わらず訛りのある英語を話す人もいます(この多くのケースが中国系やメキシコ系で自分達のコミュニティーが強く確立されていてこのコミュニティーの中だけで生活できる場合。LA出身のメキシコ系アメリカ人や中華街で生まれ育った中国系アメリカ人に見かけます)長くなってしまいましたが、子供英会話講師に対してのレベルを軽く見るのは危険ですよね。そしてその英語のレベルをテストのスコアのみでジャッジするのはもっと危険。私もそう思います。

このブログを読んで思ったのですが、私は英検は高校生の時に2級を取っただけでTOEICは受けた事もありません。本屋でTOEICの参考書を流し読みして「ああ、ビジネス英語の試験ね」って確認した事があるぐらいです。だからこの物差しで私の英語力を計ると私は英語の語学力が低いって見られるのでしょうね。となると、私も英語の先生という仕事につくには自分の”英語力”はunqualifiedなんだなってふと思いました。もちろん英語力だけがいい先生になれる条件でもないんですけどねe-454

そう言えば、私が大学生だった時に大学のクレジットの取得のために移民や難民の人達に英語を教えた事があります。アメリカに来て当時3年目の分際で私よりもアメリカ滞在歴が長い人達に英語を教えたなんて皮肉な光景ですが、生徒さんたちはとってもhumbleで私の授業を楽しんで下さいました。intermediateの英会話クラスでしたがとっても楽しかったです。一緒に英語を学んだって気分でした。私の後任はネィティブの先生だったらしいですが、私の教え子の生徒さん達は私の授業の方がよかった!って最高の褒め言葉をくれて嬉しかったのを今でも覚えてます。

Emiさんのブログを読んで、いい先生を見極める物差しの難しさを考えさせられました。何がいい先生のクオリティーなのかって見極めるのは難しいですよね。英語力のみでもないし、その英語力さえ何を根拠に語学力を見極めるのかってのも難しいです。でもだからこそ、面接の大切さってのを思わされます。本人と直接話してみて分かる事って紙の上の肩書きよりも大きく物語りますよね。個人的に私はEmiさんが今までこつこつと頑張って学んでこられた英語力をTOEICという物差しを使って”証明”できたのは嬉しく思います。そしてEmiさんみたいなステキな方に教わる生徒さんはいいな〜って羨ましく思いますよe-266

これからの「先生」としてのご活躍を楽しみにしてます!がんばってくださいね!!

2013/04/10 (Wed) 03:30 | EDIT | REPLY |  
Emi2号">

Emi2号  

Re: 心を入れ替えようと思いました。

きなこさん、こんにちは!

心を入れ替えるだなんて!! とんでもない!!!

> 口に出したことは無いですが 思ったことは何度もあります。

思うことと、実際に相手に向かって言葉にすることに、どれほどの違いがあるか!!!
ついつい思ってしまうことなら、誰にだってありますよ~~~~!!
私が言いたいのは、その自分の価値観で人を傷つけることは正しいのか?ということなんです。

> 前に ハン検準2級の方で生徒さんを募集してる講師さんがいました。
> その時「準2級で?教えれるの?」って思ったんです。

そうですよね、、、ここ、ホントに難しいです。
でも、準2級のレベルで教えられることを教えているのだとしたら、
果たしてそれは間違っているでしょうか。

> ほかにも韓国語講師はネイティブでも全員ハン検1級を取得することを義務付けてほしいと
> ブログに書いたこともあったかも知れません。

これは、きなこさん、正論であり、決して間違っていないと私は思います。
英検1級をとることに意味がないとか、
そういうレベルの話をしているわけではなくて、
もちろん、講師がどんどん上をめざして精進していく姿勢は素晴らしいし、
その精進の場所を語学試験に見出すことは、とても意味があることだと思います。

私はただ、
講師が、その講師のもてる力で人を指導するのであれば、問題はないのではないかと思うんです。。。
講師が、自分の力を必要以上に高くもちあげて、だましだまし教えているなら詐欺ですが、
でも、講師を選ぶのは生徒さん自身。

講師の質を、語学試験でだけではかろうとするのは、ちょっとコワイなと思って書きました。

この同じ記事を、たぶん3年前に私が書いたら、叩く人がいたかもしれません。
900点とってない人が、900点なんて意味がないと言いたいわけ??って。
語学学習者の世界って、残念ながらこういう残酷な一面もあります。
今回、900点をとれたから書きました。
「900点、たいしたことない」って書けるのは、やはりその点数があるからですね(笑)。
ないと、ホントにいろいろ言われちゃいます。

よく中国の時代劇に出てくるシチュエーションです。
弟子が師匠を越え、新しい師匠を求めて旅をするような展開。
語学に関しても、私はそのスタンスで構わないんじゃないかと思うんです。
師匠を越える弟子がいて、当然じゃないですか。
師匠に差があって、当然じゃないですか。
そう思うんです(*^_^*)。


きなこさん、重ねて書きますが、
自分で思うこと、自分のブログに書くことと、
他人に対して誹謗するコメントをぶつけることでは
雲泥の差があります。
きなこさん、ちっとも悪くないですよ!
きなこさんの思ってらっしゃること、正論の1つなのですから!!!
私も大賛成です。
コメント、ありがとうございます。

私の考えもまた、意見の1つにすぎません。

2013/04/09 (Tue) 18:58 | EDIT | Emi2号さん">REPLY |  

きなこ  

心を入れ替えようと思いました。

Emi2号さん こんにちは~。
>「あなたのその英語力で」と言いきってしまう人

口に出したことは無いですが 思ったことは何度もあります。
前に ハン検準2級の方で生徒さんを募集してる講師さんがいました。
その時「準2級で?教えれるの?」って思ったんです。
ほかにも韓国語講師はネイティブでも全員ハン検1級を取得することを義務付けてほしいと
ブログに書いたこともあったかも知れません。
今思うと 恥ずかしい・・・。


今回の記事を読んで自分が間違えていたことに気づきました。




2013/04/09 (Tue) 14:31 | EDIT | REPLY |  

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