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英語の敬語は「赤毛のアン」



来週から始まる新学期の準備で、あたふたしています。英語授業についての本もかなり読みました。
これまで学習者としての立場からしか「英語」を見てこなかったので、とても新鮮です。
受け持つクラスは2つで、それぞれに共通して言えることは「丁寧な英語表現」を学ぶこと。
そこで、この教材を開いてみたのですが、、、



敬語の英語敬語の英語
(2005/12/05)
デイヴィッド セイン、佐藤 淳子 他

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出るわ、出るわ、聴き覚えのある英語表現が!!
しかも耳になじみのある敬語表現のほとんどが、あの「赤毛のアン」で学んだものばかり。
例をいくつか挙げてみます。



敬語の英語 


1) 「恐れ入りますが~していただけませんか?」 ~30ページより~
これは「赤毛のアン」で、アンがギルバートに向かって言うセリフです。
お姫様ごっこを楽しんでいたアンは、転覆したボートからなんとか脱出するものの、
橋げたから動けず、四苦八苦。そこに、憎らしいギルバートが現れて...

  Will you be kind enough to row me to the landing?
  (申し訳ないけれど、岸まで乗せていってくださる?)



2) 「お手数でなければ、していただけますか?」 ~32ページより~
これは「赤毛のアン」でマシュウが口にするセリフです。
アンのためにパフスリーブのドレスを買ってあげようとする内気なマシュウですが、
女店員にうまく話しかけることができず、悪戦苦闘...

  If it's not too much trouble, I'd like to look at some...sugar.
  (もしお手数でなければ、あの、、、砂糖をみせてくれんかの)
 


3) 「そうしたいのですが...」 ~46ページより~
これは「赤毛のアン」で、アンが親友ダイアナの叔母さんに向かって言うセリフ。
アンのことを気にいった叔母さんは、彼女ともう少し時間を過ごしたいと思って誘うのですが...

  I would like to, but it's my duty to go home to Miss Marilla Cuthbert.
  (そうしたいんですけど、マリラの所に帰らなければいけないんです)



4) 「では、遠慮なく」 ~72ページより~
これは「赤毛のアン」でアンが口にしますが、映画にしかないセリフのような???
ダンス会場でギルバートを見つけたダイアナが、アンに向かって
「あなたがダンスに誘ったら、彼はのってくるかしらね」と挑発の言葉をかけます...

  OK, Diana. If you insist.
  (いいわよ、ダイアナ。やってみようじゃない)



5) 「本当ですか?」 ~82ページより~
これは「赤毛のアン」で、アンを孤児院から連れてきたスペンサー夫人が口にする言葉。
マリラが「私たちが欲しかったのは、女の子じゃなくて男の子だったんですけど」と言うので驚き...

  Marilla Cuthbert, you don't say so!
  (マリラ・カスバートさん、そんな、まさか)


映画では、You don't say! だったような記憶があります。


6) 「まあ」 ~84ページより~
これは 5) のシーンで、またまたスペンサー夫人が口にしますが、映画の中だけだったような。
マリラがさっさとアンを連れて帰ってしまう姿を見送りながら...

  Oh, dear.
  (おや、まあ)



7) 「わかりますよ」 ~92ページより~
これは「赤毛のアン」でアンが口にします。3) の表現がある同じ場面です。

  I don't know. But I can imagine.
  I'm sure it must have been very disturbing.
  (わからないけれど、想像はできます。ひどく悪い気分だったに違いありませんわ)



8) 「素晴らしい!」 ~94ページより~
これは「赤毛のアン」で、輝く湖水を見たアンがマシュウに向かって言うセリフ。
映画の中だけだったかもしれません。
この単語に「上品なイメージ」があることを知りませんでした。

  Wonderful! Wonderful!
  (素敵ね! 素敵だわ!)



9) 「感謝いたします」 ~104ページより~
これは「赤毛のアン」のエンディングで、アンがギルバートにかける言葉で見られる表現です。
自分のために学校をゆずってくれたギルバート、彼に対するわだかまりが消えてしまっていたアンは、
思い切って胸の内を伝えます。

  I want you to know that I appreciate it.
  (あなたに、私が感謝していることを知ってもらいたくて)




場面(イメージ)があると、舌をかみそうな長めの丁寧表現も、少しはすらっと口に出せそう。
やはり「赤毛のアン」は素晴らしい教材です。
100年を経ているので、古臭い表現(a pretty kettle of fishなど)に出会ったりしますが、
それでもアンの魅力的な表現や言いまわしは、とても勉強になるし、
プリンスエドワード島の美しさ、アボンリー村の素朴な魅力を伝えきるモンゴメリの描写の技術は、
今でも十分にライティングに役立てられると思います。


Anne of Green GablesAnne of Green Gables
(1984/09/01)
L.M. Montgomery

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またもう1度、「赤毛のアン」をじっくり読んでみたくなりました(*^_^*)。



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Comment

Emi2号">

Emi2号  

Re: タイトルなし

Ryokoさん、こんにちは!
私も今回はじめて外国人(まだ出身国がわからなくて...)の上司をもちましたが、彼女のことを何と呼んでいいのか、まだわかりません^^; メールのやりとりが多いので、彼女が Dear と書けば、私も Dear と書き、Hi と書いてファーストネームが続けば、それにならって書いています。
私の意図しないところで失礼があってはいけないので、なんでも真似ている状況です。

>でも年齢を超えて横の関係になれるってのは日本では味わえないですもんね。

難しいですよね、これって。
年上の人に親しく声をかけようとすれば、礼儀がないと叱られそうだし、
年下に友達のように話しかけても、「なれなれしいオバさん」と言われそう。
声のトーンって、選ぶ言葉以上に大事だったりします。
なのでメールやブログだと、誤解が生まれやすいのかもしれませんね。。。

2013/04/17 (Wed) 09:31 | EDIT | Emi2号さん">REPLY |  

Ryoko  

アメリカは"Time is money"って事で"get to the point"ってのが重要視されるので「丁寧さ」に欠けるんでしょうね。ビジネスの世界でも日本語に比べるととってもカジュアルな会話やメールが使われてます。上司やCEOまでもファーストネームで呼ぶし...これって日本ではあり得ないですもんね。私はこっちの方が慣れてるので日本の丁寧語、または敬語は苦手とするんですけどね(^^;) ティーンズの子から70代なんかの人生の大先輩の人達にまでため口です。もちろんその中にも"respect"を示す事はできますけどね。でも年齢を超えて横の関係になれるってのは日本では味わえないですもんね。アメリカってそういった意味でタイトルや年齢に関係なく横の関係が作りやすいので、そういうアメリカの文化を私は気に入ってます。

ファーストフード店でよく聞く"For here or to go?"っていうフレーズはカジュアルですが、同じカジュアルでもマックなんかの従業員は態度悪いです。それに比べてIn-N-Outや(美味しいハンバーガーショップで値段はマックと変わらないのでいっつも混んでます)Trader Joe's(チェーンのグローサリー店です)はとってもフレンドリーで従業員の教育がよく行き届いてます。日本のような丁寧さはないにしてもちょっとした言葉選びやその人の態度や声のトーンでフレンドリーさとpolitenessってのは英語でも表現できますよね(^^)

2013/04/16 (Tue) 13:20 | EDIT | REPLY |  
Emi2号">

Emi2号  

Re: タイトルなし

Ryokoさん、こんにちは!

そうなんです、以前にもネイティブに言われたことがあります。
アンの表現は古いし、それに今はこんな話方をする人いないよって^^;
でも、日本で出版されている敬語の英語の本って、こう言う表現が未だにしっかり紹介されていて。
実際に使われている現場に立ち会ったことがない私は、
テキストをうのみにするしかないと...いう悲しい状況です。
Ryokoさんの感想、とても参考になります。
ありがとうございます!

よくドラマとかで接客のシーンを観たりしますが、すごく、、、、、ぞんざいですよね^^;
英語ってそんなものなのかなと思います。
For here or to go?
って、素っ気ないけど、必要なことを短い時間で聞ける省エネさ。
日本の場合、欲しいものを手に入れるまで何度「お辞儀」をもらえるか(笑)。
そういう文化も私はとても好きなんですけど^^

2013/04/15 (Mon) 15:51 | EDIT | Emi2号さん">REPLY |  

Ryoko  

敬語。。。っというか丁寧な言い回しですね。例文の中にはちょっとくどいかな?って感じるのもありますが、rudeに聞こえるよりは丁寧に聞こえた方が安全ですもんねe-266言い回し自体もその人の性格や文化を象徴するものなので何が正しいってのはないんですけどね。

2013/04/13 (Sat) 01:57 | EDIT | REPLY |  

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